
アメリカに留学をする予定だけど、車は本当に必要なのか?と気になる人も多いのではないでしょうか?
実際に車を買うとするならば、どう免許を取って、大体いくらくらいかかるのか気になりますよね。
そんなお悩みを解決するため、実際にアメリカ留学中に車を購入した私が、免許取得から保険の入り方までお教えします!
目次
留学中の車購入は本当に必要?

「アメリカに留学をするなら車がないと何もできないよ」という話をよく聞くことはありませんか?
アメリカは日本よりも広大な土地であり、電車やバスもあまり走っていないから車がないと不便だ。という話を私も留学前、沢山耳にしました。
実際に留学した私からすると、この話は半分本当で半分嘘です。
なぜかというと、「その地域の田舎具合・都心具合で変わってくるからです。」
より詳しくお伝えすると、例えば東京と北海道の旭川(北海道のど真ん中)をイメージしてみてください。
旭川にもバスや電車は通っていますが、本数はが少なかったり、行きたい場所にピンポイントで行けるわけではない。
反対に東京は電車やバスが毎分のように通っていて、行きたい場所のすぐ近くに最寄り駅がある。
二か所を比べると、やっぱり車を使わないでも電車でどこにでも移動できる東京のほうが旭川よりは便利ですよね。
これはアメリカでも同じで、ニューヨークは車がなくても十分移動にストレスを感じないけど、アイオワ州(真ん中の州)では少し不便に感じます。
しかし、だからと言って必ずしも車が必要なわけではありません。
最近だとUberやLiftといった個人タクシーが、スマホ一つでいつでもどこでも走っています。
また、ホームステイをするのであれば、ホストファミリーが車を出してくれることもあります。
なので、あなた(もしくはお子さん)が留学をする場合、行く場所・行く期間を考慮したうえで車購入を検討してみてください。
私の場合は、カリフォルニア州のサンフランシスコから車で約1時間ほど離れた、ちょっと田舎な場所でコミュニティーカレッジに通っていました。バスなどもありますが、自分が行きたいときにその場所に行きたいと思い、正規留学予定ということもあって車購入に至りました。
免許の取り方・国際免許取得方法
車の免許はアメリカの州によって違いますが、今回はカリフォルニアについてお話していこうと思います。
主に免許の取り方は①免許をすでに日本でとった場合と②免許をまだ持っていない場合に分かれます。
免許をすでに日本でとった場合
免許を日本ですでに取っている場合は、DMVにいき、国際免許の申請手続きを進めるだけで、運転許可が下ります。
免許をまだ持っていない場合
免許をアメリカで取ろうと考えている方のステップは以下の通りになります。
- DMVで筆記試験を受ける
- DMVで運転試験を受ける
順番に説明をしていきます。
DMVとは日本でいう、教習所になります。
日本では「教習所に通い、座学と運転技術を学ぶ」ということが一般的ですが、アメリカでは「勉強も運転練習も家で済ましてきてから、テストだけ受けに来てね」という考え方があります。
ですので、DMVに行く機会は合計で二回だけです。
筆記試験
まず筆記試験ですが、標識問題と道路交通法問題の二つがあります。
標識問題は全部で20問程度あり、合格をもらった後に道路交通法問題を30~40問程度受けます。
どちらも6問ミスまで許されるのと、1日計3回まで筆記試験を受けることが可能なので、意外と前日詰込みでも合格できました、、笑
また、この筆記試験は英語と日本語のどちらでも受験が可能です。
英語の試験ですと、コンピューターで試験を受け、ただ選択肢を選ぶだけなので試験自体は短く済むと思います。しかし、留学生の皆さんは英語の単語を一から覚えて、、とより勉強に時間を割く必要があります。
なので私は日本語で受験することをおすすめします。
日本語での受験だと、ペーパーを渡され、書かれている選択肢の中から答えを選んで鉛筆で黒く塗る必要があります。(マーク方式)
また、たまに「いや、Google翻訳使ったやろ!」というような日本語の意味が分からない問題も出てきます。
多少試験方式が面倒くさいのと、(日本語の)読解力が必要になりますが、それでも英語よりは簡単な試験になると思います。
–日本語でのDMV筆記試験の勉強方法と申し込み方法–リンク
筆記試験は大体40ドルほどで受験可能です。
運転試験
筆記試験に合格した後、約1,2か月後にDMVの運転試験の申し込みをネットからできるようになります。
私の場合は、他の会社を通してDMVの運転試験に申し込んだので筆記試験後、2週間で運転試験を受けることが出来ました。
–第三会社を通して早い運転試験の申し込み方法–リンク
運転試験までの1,2か月の間は、実際に車を運転して練習をしましょう。
もちろん、車を持っていない方が多いと思います。
その場合は、友達かホストファミリーにお願いをして練習に付き合ってもらうようにしましょう。
仮に車を持っていたとしても、運転試験に受かる前に、一人で道路にでて運転することは違法です。
必ず運転免許を持っている人と一緒に練習するようにしてください。
私の場合は、仲のいい中国人のお姉さんの車で練習をさせてもらいました。
初めの一週間は、夜中のだれもいない学校の広々とした駐車場を使って、ひたすら左右に曲がる練習をしました。
その後は、一般道路と高速道路に出て練習をしました。
わずか二週間という期間でも運転試験に一発合格することが出来たので、試験自体はすごい難しいわけではありません。
–DMV運転試験の一発合格方法–リンク
車購入でオススメなところ

運転免許も取ったし、次は車を買おう!と思った時に、どこで買えばいいんだろう?と迷う方も多いと思います。
まず、車を買う上で決めるべきポイント予算です。
大体年に何ドル、月に何ドルほど車に払えるのかを決めましょう。
下の記事では私が月何ドル車の維持費に払っているかを書いたものですので、参考にしてみてください。
-車の維持費はいくら?実際何ドルで中古車を購入した?-
その後、車本体にかけられる値段が決まったら「新品を買うのか、中古を買うのか」を決めましょう。
中古車の場合は、会社から購入する方法と、個人から購入する方法があります。
(個人から購入する場合は、サイトから直接電話かメッセージで連絡を取る必要があります。)
会社から中古車を購入する場合、やはり安全であるということがメリットです。個人購入の場合は、「車を要らない人が売る」ので、実際に買ってみたら壊れていた、なんていう可能性があります。
そういった面ではやはり、厳しいチェックの上で販売されているので、車両が壊れているなどの心配はありません。
デメリットとしては値段が高いのと、留学生はぼったくられる可能性があるということです。
ディーラーさんとの直接交渉になりますので、値段をあげようと相手も必死です。
車に詳しい人と見に行って、値下げ交渉をしてもらうことが大事になります。
保険はどうやって入るの?
保険にはネットから入ることが出来ます。
どの保険がいいかわからない場合は、ネットで評判を見るようにしましょう。
また、車種によって保険料金も変わってきます。
日本製の車を買うと、「壊れにくい」という認識が広まっているためか、普通より安い値段で加入することが出来ます。
-【実話】カリフォルニアベイエリアで車の盗難被害にあった!保険はきいたのか?-
実際にかかる費用は年間どのくらい?
実際に年間でかかる費用はこのくらいです
・学校駐車場代(約$80)
・ガス代(約$360)
・オイル交換($90)
・保険代(約$1200)
日本でいう車検みたいなものはアメリカにはないので、その分のお金はかかりません!
車を買って良かった点と悪い点
車を買って良かった点はこんな感じです!
・免許が安くとれる
・どこにでも気軽に行ける
・大きな荷物の移動がしやすい
とくに、夜中でも移動できるようになったのが自分としては便利だなと思いました。
しかし、悪かった点もいくつかあります。
・維持費が高い
・遊びに行った時の駐車代がかかる
・友達から送ってと言われるのがこまる
・盗難被害にあわないか怖い
悪い点では、お金がかかることが大きいです。
是非お財布と相談して車購入を考えてみてください!
まとめ
アメリカでの免許取得は簡単だが、車を購入した際にはデメリットも存在することがわかりました。
ぜひ、よく両親と相談してから車購入に踏み切ってみてください!